ほぼすべての動物の皮膚で共通なのは、体を包み、体の形を維持していることである。
細胞が敷石状に並んでお互いがしっかりとつながりあったり、細胞外マトリックスや体表への分泌物などの働きで、体の内側の構造が外に飛び出さないような境界をつくっている。
更に、より厚く発達した皮膚を持つ動物では、皮膚が体を保護するという役割を果たす。体の外側から皮膚に力が加わっても皮膚でそれを跳ね返したりできる。
また、皮膚だけでなく、それに付随する構造がこの機能に大きく役立っている場合もある。頭髪や体毛などの毛、鳥類の羽毛、爬虫類や魚類の鱗、節足動物の外骨格などは皮膚の一部が変化してできたものであり、更に皮膚に強度を加えている。
熱交換
皮膚は外界と体内との熱エネルギーのやり取りをする場所でもある。
特に、恒温動物の皮膚では、一定の体温を維持するために重要な役割を担っている。
例えば、体温が上昇しかけると、皮膚を走る血管へ血液がより多く運ばれるように調節し、体外へより多くの熱を排出するようにし、逆に体温下がりかけると、血管は縮み、体外へ血液の熱が奪われるのを抑える。
また、汗腺から汗を分泌し、汗の蒸発時の気化熱を利用して体温を下げる働きもある。
感覚の受容
高等動物の皮膚には、感覚性の神経終末が達しており、皮膚感覚と呼ばれる感覚を得る感覚器としても働いている。
主な感覚は、触覚、圧覚、痛覚、温度覚などである。動物の種類や部位によってこれらの感覚の発達の程度は異なる。