皮膚の器官

毛は一般に体温の保持と体表面の保護の役割を担うものと考えられる。特に、ほ乳類は恒温動物であり、寒冷な環境では体温を保つために長い毛を密に持つものが多い。
毛は生物学的重合体である。乾燥重量の90%以上はケラチンと呼ばれるタンパク質で構成されている。通常の状態では、ヒトの毛は約10%の水を含んでおり、その性質を顕著に変えている。毛のタンパク質はアミノ酸システインからのジスルフィド結合によって互いに結びついている。これらの結合は非常に頑強で、例えばほとんど傷の無い毛が古代エジプトの墓から再生されている。毛の異なる部分は、固い組織から軟らかい組織まで、異なるシステインのレベルを持っている。
構造的には、毛は内部の皮質、紡錘状の細胞、およびキューティクルと呼ばれる外部の覆いから構成されている。それぞれの皮質細胞の中には、繊維の軸に平行に走っている多くの微小細胞があり、微小繊維の間は基質と呼ばれる軟らかい組織がある。それらは毛包から成長する。


爪(つめ)とは、爬虫類以上の脊椎動物の指の先端の背面にある表皮の角質が変化し硬化して出来た板状の皮膚の付属器官の事。
表皮から変化して出来た点においては、爪と毛を総じて「角質器」とも呼ぶ。爪が指先を保護するおかげで、手足の動作において指先に力を加えたり、うまく歩いたりする事が出来る等、爪は動物にとって重要な役割を果たしている。爪の下部には毛細血管が集中しており、爪は血液の健康状態に影響され易い。文化面では各種の身体装飾を施すファッションの対象にもなる。また、物を引っかけたり剥がしたりする作業に用いる道具も爪と呼ばれる。

コメントは受け付けていません。